スキルは経験(素振り大事)

私は技術的にすばらしいものを持っているわけではないし
これまで深く何かについて勉強してきたわけではありません。


学校を卒業してから何もわからない状態(インターネットもほとんどやらない状態)で地方のソフトハウスに入り、ただ、がむしゃらに仕事をしてきた。


がむしゃらにやるにしても何も分からない状態だったので
それはもう聞きまくったし、調べまくりながら、
日々ギリギリの状態で業務を行っていた。
その時にお世話になった先輩から昔話はよく聞かされてはきたが
何か教えてもらったことはない。


先輩達の背中を見ながら盗んでいった。


いろんな職種の職人達は、教えることはされないから
技術を盗んで自分のものとすると聞いたことがあるが、
それを実践していった。
喫煙室でのたわいもない話から先輩達の情報を引き出したりもした。


もう10年前になるが、時代はVB全盛期でした。
VBでも何でも作りがわるいとメモリをくいまくり
アプリがダウンすることはあったし、
DBのコネクションをはったまんまで開放していなかったら
DBコネクションが足らなくなったりと
本当に小さなものから大きなものまでBugをいっぱい出した。


新しいBugが出る度に問題解決の方法を
先輩達から盗んでいった。
同じBugがでないように気をつけるようにするし
仲間が出したときには同じことを実践し
さらに身につくよう頑張っていたと思う。


また、プロジェクトにメンバーで参画する立場から
管理する側の気持ちを考えながら日々仕事をすることで
プロジェクト管理の大事さ、どういったことに注意するのが必要なのかを
身をもって体験してきた。


こういった日々の素振りで今の自分があると思っています。


昔お世話になった先輩方には本当に感謝している。
この場を借りてお礼申し上げます。
有難う御座いました。
今も、それらの経験を活かし頑張っております。